しまなみ海道沿線を観光した(その2)。

こちらは「しまなみ海道」そのものです。
【吉原家住宅】
尾道市向島町にある重要文化財向島五か村の大庄屋であった吉原家の住宅です。1635年の建築で農家では日本最古の建物とのことです。平成16年に解体修復がおこなわれました。鞆町の太田家住宅(こちらは豪商)に比べて、農家でもあり大変質素な造りですが、それがとても好感が持てます。こちらも入館料200円ですがボランティア?のおばちゃん(失礼)が懇切丁寧に案内してくれます。
案内の親切なおばちゃんとともに。

平山郁夫美術館】
生口島(尾道市瀬戸田町)にある、同島出身の平山画伯の作品のみを展示している美術館です。最新の大作や制作過程のスケッチなど多数の作品が展示されています。「アンコールワットの月」など、ラピスラズリの群青が神秘的です。入館料800円。

【耕三寺】
平山郁夫美術館のすぐ近隣にあります。以前は西日光耕三寺と言われていただけあって「日光東照宮」とそっくりな門がお出迎えです。なんとも言えないチープさがかえってGOODです。他にも「平等院」風の建物など、どこかで見たような建物がいっぱい。極めつけは地下に潜っていく「地獄めぐり」です。とにかく発想が奇抜でとんでもない場所に来たという感じです。それで写真を撮るのを忘れました(汗)
で、その境内?園内?にある「未来心の丘」です。広島県出身でイタリアにアトリエを設けて創作活動をされている「杭谷一東」氏の作品。大理石の丘ですね。

【ドルチェ】
見どころじゃないけどジェラートアイスの美味しいお店。耕三寺の近所にあります。

他に名産のタコを使った「タコ釜飯」が美味しい「桂馬」というお店があります。
ここは、商店街のはずれの港に近い場所にあります。ほとんどの観光客は商店街にある食事処で食べますが、そういった所で食べれるのは「タコ飯(混ぜご飯)」ですね。「桂馬」ははずれた場所でしかも本業は寿司屋ですから判りづらいです。タコ釜飯は美味しいですが注文を受けてから炊き始めるので出来上がりまでに30分以上かかりますので、時間が無い場合は注意が必要です。
大山祇神社(おおやまずみ)】
隣の大三島にあります。日本総鎮守という由緒ある社です。歴代朝廷や武将から崇敬され甲冑や刀剣が多数奉納された結果、日本の国宝・重文の武具の8割!がここにあります。こんな辺鄙(ごめんなさい)な島に…驚きです。 源頼朝義経静御前武蔵坊弁慶、などなどの奉納物!実在の人物だったのね〜という感じです。

2600年前に小千命(おちのみこと…こせんいのち、ではない)が植えたと伝わる大楠。(ほんとか〜)